「今度引っ越しをするからカーテンを買いたいけど、今まで自分で買ったことがないから、買い方が分からなくて、、」
「種類がいっぱいあってどうやって選んだらいいか分からない!」
「カーテンのサイズって何を見たらいいの?」
お店でも通販サイトでも、たくさんのカーテンが並んでいるので、そこから自分の家の窓に合ったカーテンを探して、買うって結構難しく感じますよね。
買い換え頻度が少ないからこそ、いざ買おうと思った時に、失敗しないよう、ここは抑えておいてほしいというポイントをご紹介します!
1.カーテン購入のポイント
①サイズを正しく測る
②どんな機能がほしいか考える
③期間にゆとりを持つ
カーテンは種類も豊富で、様々な機能を持ったカーテンがあります。また、サイズの決まっている既製品から、1cm単位でサイズを決めることができ、仕様やオプションが選べるオーダーカーテンがあります。
何も準備せず、カーテンを買いに行くと、買うべきカーテンサイズが分からなかったり、カーテンを選ぶのに時間がかかってしまったりします。
まずは、この3つのポイントを頭に入れておくと、カーテンを買う時に慌てなくてよくなると思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
①サイズを正しく測る
カーテン購入の際にとても重要になるのは、カーテンの購入サイズです。そして一番間違いやすいポイントでもあります。
数cmのずれでカーテンの見栄えが変わってしまうので、正しい測り方で測ることが大切です。
特に、遠方へのお引越しなどで、測り直しすることが難しい場合は、概算のサイズで注文することになります。
そうなると、せっかく気に入ったカーテンを見つけても、サイズ面でがっかりしてしまうことになるかもしれません。
そうならないように、カーテンを購入する前には、正しい測り方で測ったサイズをしっかりとメモしておきましょう。
②どんな機能がほしいか考える
カーテンには様々な機能があります。有名な機能としては、ドレープカーテンの機能である遮光や遮熱、レースカーテンの機能であるミラー効果や遮像(外から中が見えにくい機能)などがあります。
これらの機能は、カーテンの生地に付随している機能なので、基本的には後付けできません。(遮光や遮熱は、オーダーカーテンであれば裏地を付けることで機能を足すことが可能な場合があります)
そのため、ほしい機能のついたカーテンの中から買うものを選ばなければなりません。色や柄と合わせて、ほしい機能は何なのかをある程度考えてから買いに行く方がスムーズに選ぶことができます。
③期間にゆとりを持つ
”既製品のカーテンを買いに来たのに、既製のサイズでは合わなくてオーダー(もしくは取り寄せ)しないといけない” というのはカーテン購入のあるあるの1つです。
また、在庫のある商品でも人気だと売り切れていることもあります。
これで困るのが、「明日引っ越しなのにカーテンがない、、」というパターンです。
引っ越し日直前にカーテンを買いに行くと、サイズによっては当日買えないこともあります。オーダーだと2週間近くかかるので、その間カーテンがない状態で住まなければならなくなります。
そうならないように、カーテンを購入する際にはゆとりを持って買いに行く方が安心です。
2.カーテン購入の流れ
【事前準備】
①サイズを測る
②購入サイズの計算
【お店(通販)で購入】
③生地を選ぶ
④仕様を選ぶ
⑤注文
カーテンを購入する際の基本的な流れは、まず事前準備として、①サイズを測り、②その測ったサイズを元に購入サイズを計算します。そして、お店(通販)で③生地と④カーテンの仕様を選び、⑤注文をします。
基本的に①のサイズさえしっかり測っておけば、②の購入サイズの計算はお店の方でしてくれるので、必須ではありませんが、事前にカーテンの購入サイズの計算方法を知っておくと、サイズについて店員さんに相談しやすいかなと思います。
では、次はサイズの測り方について詳しくご説明いたします。
3.カーテンの測り方
①準備するもの
②横のサイズの測り方
③縦のサイズの測り方
まずは窓に付いているカーテンレールの形状を確認しましょう。
カーテンレールは大きく分けて、機能性レールと装飾レールの2種類があります。
さらにそれぞれ、レールが1本のシングルレールと前後2本になっているダブルレールの2種類に分かれます。

■機能性レール:
カーテンの開閉機能に重点を置いたシンプルな見た目のレールのこと。素材はアルミやスチールなどの軽量素材を使用することが多い。サイズバリエーションも豊富で価格がお手頃。

■装飾レール:
レールをインテリアの一部として見せることを重視した、デザインにこだわったレールのこと。アイアンや木製、真鍮など多様な素材があり、機能性レールより高価。
■シングルレール:
レールが1本のタイプ。ドレープカーテンかレースカーテンのどちらかのみを吊る。
■ダブルレール:
レールが2本あるタイプ。ドレープカーテンもレースカーテンもどちらも吊ることができる。
①準備するもの
・メジャー
※通常のメジャーでも測ることができますが、簡単に測ることができるカーテン採寸用のメジャーもあります。カーテンレールのランナーに引っ掛けて測ることができるので、とても便利です。
・踏み台(大きい窓の場合)
・メモと筆記具(もしくはスマホなどにメモ)
②横のサイズの測り方
カーテンレールの端にある固定ランナーから反対側の端の固定ランナーまでの長さを測ります。
POINT
装飾レールの場合、端のランナーが固定されていないものもあります。その場合は、ランナーを一番端まで寄せた状態で横幅を測ってください。
③縦のサイズの測り方
■掃き出し窓(床まである大きな窓)の場合
カーテンレールのランナーの下から床までを測ります。
■腰窓(腰の高さぐらいまでの小さな窓)の場合
カーテンレールのランナーの下から窓枠の下までを測ります。
POINT
装飾レールの場合、レースカーテンを付ける方のレール(窓に近い方のレール)は前側のレールと高さが異なる場合があります。その場合は、前後どちらも高さを測ってくださ
4.注文サイズの算出方法
①カーテンの横のサイズ
測ったサイズに5%プラスします。1.05を掛けましょう。
計算式: 測ったサイズ×1.05
例:カーテンレールの幅が190cmの場合 → 190×1.05=200cm
POINT
横のサイズは、測ったサイズぴったりでカーテンを作ると、閉めた時に真ん中が開いてしまうことがある為、少しゆとりを持たせて作ります。通常のカーテンであれば、5%程度プラスしておけば大丈夫です。
②カーテンの縦のサイズ(丈の長さ)
■掃き出し窓の場合
・ドレープカーテン:測ったサイズからマイナス1cmします。
・レースカーテン:測ったサイズからマイナス2cmします。
例:測ったサイズが200cmの場合 →
・ドレープカーテン:200-1=199cm
・レースカーテン :200-2=198cm
■腰高窓の場合
・ドレープカーテン:測ったサイズからプラス10~15cmします。
・レースカーテン:ドレープカーテンからマイナス2cmします。
例:測ったサイズが110cmの場合 →
・ドレープカーテン:110+15=125cm
・レースカーテン :110+13=123cm
POINT
レースカーテンは、正面から見たときにドレープカーテンの裾から出ないよう、ドレープカーテンよりも短くします。
掃き出し窓はドレープよりも1cm短く、腰高窓の場合は2cm短くするのがおすすめです。腰高窓はしゃがんで見た時に、1cm差だとレースが見えてしまうことがあるからです。
(窓の下に家具等を置いている場合は、それに合わせて注文するサイズを調整してください)
5.オーダーカーテンと既製品の違い
基本的にカーテンはすでに決まったサイズで作っている既製品と、お客様のサイズに合わせてオーダーメイドするオーダーカーテンの2種類に大別されます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、詳しく見ていきましょう。
■既製品
決まったサイズですでに作られており、お店に在庫を置いていることが多く、サイズが合えばすぐに持ち帰ることができます。
幅は100cmが一番多く、それ以外にも150cm・200cmのサイズなどがあります。丈は110cm・135cm・178cm・200cmが既製として多いサイズです。
最近の住宅では、これらの既製サイズで合わないことも多い為、一部のカーテン生地はサイズ展開を増やしたり、既製品だけれど店頭に在庫を置かず、取り寄せ対応で多サイズ展開しているものも増えています。
メリット
・値段がオーダーより安い
・在庫があればすぐに持ち帰ることができる
・最近は多サイズ展開していることが多い(一部サイズは取り寄せのみ)
デメリット
・サイズが限られている
・オーダーに比べると選べる種類が少ない
・縫製がオーダーよりも粗い
POINT
既製品のカーテンでも、サイズオーダーすることができるカーテンもたくさんあります。お店であれば、カーテンのプライスにオーダーの価格が記載されているか確認してみてください。また、丈のサイズが合えば、レール幅170~190cmぐらいであれば、既製品の幅100cmのカーテンを2枚吊っても問題はありません。ただし、レール幅が小さいほどカーテンはダブつきます。
■オーダー
店頭に展示されているサンプル以外にも、カーテンメーカーのカタログから生地を選ぶことができます。既製サイズでの在庫は置いておらず、注文が入ってから生産をします。お客様のサイズに合わせて1cm単位でオーダーすることができます。
メリット
・窓のサイズに合わせて1cm単位で指定して作ることができる
・選べる生地が豊富
・縫製がしっかりしており、柄合わせもしてくれる
・カーテンの仕様やオプションを選ぶことができる
デメリット
・価格が既製品よりも高価
・納期が2週間程度かかる
6.カーテンの仕様について
既製品の場合は、仕様を変更することはできませんが、オーダーカーテンの場合は下記の仕様を選ぶことができます。
①開き方
②ヒダ
③フック
①開き方
■片開き:1つのレールに対して、カーテンを1枚にして片側から開くようにする開き方。小窓に向いている。
■両開き:左右2枚で吊って真ん中で開くことができるようにする開き方。大きい窓に向いている。
②ヒダ
カーテン上部の、カーテンをつまんでヒダを作っている場所のこと。
■1.5倍ヒダ:既製品の仕様。製作サイズの1.5倍のカーテン生地を使ってヒダを作っている。
■2倍ヒダ:オーダーで選べる仕様。製作サイズの2倍のカーテン生地を使ってヒダを作っている。生地を多く使っている分、1.5倍ヒダのカーテンよりもヒダが深くなる為、ボリューム感や高級感が出る。
POINT
ヒダの種類は他にもあり、ヒダを作らないフラットタイプなどもあります。生地やお部屋の雰囲気に合わせてヒダの仕様を選ぶことができます。
③フック
カーテンをレールに引っ掛ける為のフック。通常、既製品でもオーダー品でもカーテンに付属している。
■Aフック:カーテンを吊った時に、カーテンレールが見える仕様。カーテンを束にしたときに収まりがよく、ヒダがきれいに見える。
■Bフック:カーテンを吊った時に、カーテンレールが見えない仕様。装飾レールの場合は、レールに厚みがあるためBフックは不向き。
POINT
基本的にレールを隠したいという要望がなければ、カーテンのヒダがきれいに見えるAフックがおすすめです。ただ、レールの上から漏れる光を少しでも遮りたい場合は、Bフックにするのもおすすめです。(機能性レールの場合)
7.まとめ
今回は、カーテンの買い方と測り方について基本的なことをご説明してきました。
一番のポイントは、きちんとサイズを測ること!
お気に入りのカーテンを見つけて買ったのに、サイズが合わなくてがっかりした、、なんてことにならないよう、これまでご説明してきたポイントを押さえながらサイズを測ってみてください。
また、今回は詳しく説明しなかったカーテンの機能については、カーテンを選ぶ際には重要なポイントになります。カーテンを買う際には、事前にどんな機能があるか調べておくと、選びやすくなりますよ。
お部屋の中でも大きな面積を占めるカーテンは、お部屋の雰囲気をガラッと変えることができるアイテムです。
買ってよかったと思える、お気に入りのカーテンをぜひ見つけてみてください!
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