カーテンの素材別ガイド:見た目と使い勝手の違い

カーテンの素材

1.カーテン素材を知ることが、失敗しない選び方の第一歩

カーテンは部屋の雰囲気を決める大切なアイテムです。
ですが、色や柄だけで選んでしまい、「思っていたより扱いにくい」「洗ったら縮んでしまった」など後悔するケースは少なくありません。
実は、カーテンは素材によって手触り、透け感、遮光性、そしてお手入れのしやすさが大きく変わります。まずは素材の特徴を知ることから始めると、自分の生活スタイルに合うものを選びやすくなります。

2.素材ごとの特徴と選び方

ポリエステル

カーテン生地でもっともよく使用される素材で、耐久性と扱いやすさが特徴です。シワになりにくく、洗濯機で丸洗いできるものが多いので、初めての方でも安心して使えます。また、特殊加工のしやすい素材のため、遮熱や防音など機能性が付いたカーテンによく使用されます。
価格も手頃なので、コストを抑えたい場合におすすめです。

コットン(綿)

自然素材ならではのやわらかい手触りと温かみのある見た目が魅力です。吸湿性が高いので湿気が多い季節でも快適に過ごせますが、洗濯時に多少縮むことがあるため注意が必要です。ナチュラル系インテリアにぴったりです。

リネン(麻)

通気性がよく、さらっとした質感が特徴の素材。光をやわらかく通すため、日中も明るい印象になります。シワになりやすい一方で、その自然な風合いがインテリアのアクセントにもなります。北欧やボタニカルテイストの部屋におすすめです。

混紡素材(ポリエステル+天然素材など)

ポリエステルの扱いやすさと天然素材の風合いを組み合わせた素材。高級感を出しながらもお手入れが比較的ラクです。「見た目もお手入れも両立したい」人に向いています。

3.素材別 機能比較表

素材名シワになりにくさ洗濯のしやすさナチュラル感遮光性(厚み)価格の手頃さ
ポリエステル
コットン(綿)△(縮みに注意)
リネン(麻)△(縮みに注意)
混紡素材

(◎=特に優れている、〇=良い、△=やや劣る)

4.部屋別おすすめ素材

  • リビング:来客も多いのでデザイン性重視+扱いやすさを考え、ポリエステルや混紡がおすすめ。
  • 寝室:遮光性が重要。厚手ポリエステルや裏地付き混紡でぐっすり眠れる環境を。
  • 子ども部屋・ワンルーム:汚れても洗いやすいポリエステルがベスト。

5.素材選びのポイントまとめ

  • 「見た目だけ」でなく「お手入れしやすさ」「遮光性」「価格」のバランスを見る
  • 使う部屋や目的によって素材を変える
  • サンプルや展示品で手触り・質感を確かめる

6.まとめ

カーテン選びは、色や柄だけではなく「素材」を知ることから始まります。いまの主流はポリエステル製で、シワになりにくく洗いやすいなど、忙しい毎日でも使いやすい機能性を備えたものが豊富です。最近では、UVカットや遮熱などの高機能加工が施されたポリエステルカーテンも多く、初めての方でも安心して選べる選択肢が広がっています。

一方で、コットンやリネンといった天然素材には独特の魅力があります。やわらかな風合いや、自然な光の通し方、使い込むほどに変化する表情は、人工素材では得られない特別感を演出します。ナチュラル志向のお部屋や、素材感にこだわりたい方にはぴったりです。

これからカーテンを選ぶときは、まず「どんな暮らしをしたいか」「どんな部屋にしたいか」を思い浮かべてみてください。素材の知識があれば、そのイメージにぴったりのカーテンを見つけやすくなりますし、結果的に長く愛せるインテリアづくりにつながるでしょう。

プロフィール
この記事を書いた人
楓

家具・インテリア業界で10年以上勤めており、インテリアや雑貨が好き。
過去には店舗で数年間、カーテンの販売員経験あり。
それ以来、いろんなお家の窓まわりが気になってしまい、ついつい見てしまう。
今ほしいカーテンは、麻素材のナチュラルカーテン。

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